薄毛の治療を検討中の方は必見！女性が薄毛になる原因と治療の期間

女性が薄毛になる原因

・女性ホルモンの減少
睡眠不足や生活習慣の乱れ、過度なダイエットなどにより、髪の毛の発達を手助けする女性ホルモンであるエストロゲン（卵胞ホルモン）が減少することで、薄毛になってしまいます。エストロゲンは年齢を重ねるにつれて減少していき、毛髪の細胞分裂数が減ることで髪の毛が細くなったり、ハリ・コシがなくなったり、毛穴から生えてくる髪の毛の本数が減ったりと、様々な影響を及ぼします。
特に産後は女性ホルモンが大きく減少することから、髪の毛が抜けやすくなります。

・女性型脱毛症（FAGA）
こちらは、進行性の脱毛症です。男性が発症するAGAとは異なり頭頂部や生え際がハゲてしまうことは少ないですが、頭頂部の髪の毛が減少し、全体的に地肌が透けるようになります。FAGAは加齢による女性ホルモンの低下により発症することから、40代以降の女性に多く見られます。分け目・頭頂部・生え際などが薄くなったと感じる場合は、クリニックや病院でカウンセリングを受けましょう。

・日々のストレス
ストレスにより身体が緊張し、血管が収縮することで血流が悪くなります。頭皮に十分な栄養が行き渡らなくなることで髪の毛がうまく成長できず、髪の毛が細くなったり抜け毛が増えたりします。
また、ストレスがかかると髪の毛の成長に欠かせない栄養素「亜鉛」がたくさん消費されることも原因です。

・皮脂の過剰分泌
甘いものやファストフードなどの油分を多く含む食べ物を摂りすぎると、皮脂が過剰分泌されます。そもそも皮脂は乾燥や外的刺激から守ってくれるものですが、過剰分泌されることで毛穴が詰まってしまいます。それにより髪の毛の成長が邪魔されてしまい、薄毛を引き起こします。油分の多い食べ物を控えるのはもちろん、正しくシャンプーをして頭皮を清潔に保つことも大切です。

・誤ったヘアケア
数日に一度しか髪の毛を洗わない、すすぎが雑、強い洗浄力のシャンプーを使っている、1日に何度もシャンプーをするなど、誤ったヘアケアを続けていると頭皮の環境が悪くなり、髪の毛が抜けやすくなります。
特に、自分の肌質と合わないヘアケア用品を使い続けることは頭皮環境を悪化させる原因となるため、注意しましょう。

・頭皮や毛根へのダメージ
カラーリングやパーマ、エクステは髪の毛にストレスを与える行為です。毛根や頭皮がダメージを受けることでヘアサイクルが乱れ、髪の毛の成長を妨げてしまいます。
また、ポニーテールや三つ編み、お団子ヘアなど、髪の毛を強く引っ張るような髪型も毛根にダメージを与える原因となります。特に生え際や分け目は髪の毛を結ぶことで引っ張られ、負担がかかりやすい部分です。常に髪の毛を結んでいるという方は、休日は結ばない、髪の毛を引っ張らない髪型に変えるなど、見直してみてはいかがでしょうか。

薄毛治療で効果を得られるまでの期間

クリニックや病院で薄毛治療を行う際、費用と同じくらい気になるのはやはり「いつ効果がでるのか」でしょう。薄毛や抜け毛の原因は千差万別で、遺伝や体質などの影響も大きいことから、薄毛治療で効果を得るまでの期間は個人差があります。目安としては約6～12ヶ月で、時間をかけて治療を行っていきます。薄毛治療だけに頼らず、同時に髪と頭皮によい習慣を実行することで治療期間を早めることが可能です。
薄毛治療では内服薬や外用薬などを利用しながら乱れたヘアサイクルを正常に整えたり、髪の毛の成長に必要な栄養成分を補ったりします。効果を実感するためには長期的に継続して治療を行う必要があり、途中で薬の量を減らしたり中止したりすると再び薄毛が進行してしまいます。そのため、医師のサポートを受けながら治療を行うことが大切です。